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Google Maps 20 周年記念特集 ~ 意外と知らない昔と今 ~

BeginnerAdvanced

Google Maps は、誰もが日々お世話になっている代表的な Google のサービスの一つだと思いますが、実は今年で 20 周年を迎えたことはご存じでしたか?今年 2月の Google Maps 20周年記念イベントの大反響をうけ、Google Maps 特集が DevFest Tokyo にやってきます!

20年の歴史で培われたUXの技から、地上ではなく空の地図 (旧 Google Sky Map) 、そして最先端である BigQuery 連携と MCP サービスを、ぎゅっと凝縮してお届けします!

Talks in This Session

色を削ぎ落とす地図UI設計 Google Mapsが700色を25色に絞ったUXの技

安藤 幸央

Design Sprint Master, EXA CORPORATION

Google Mapsは、かつて700色以上あった配色をわずか25色にまで整理し、誰もが使いやすく、情報が瞬時に読み取れる地図へと進化しました。この大胆な色数削減の裏にあるUX設計思想を軸に、階層的な情報デザイン、ラベルやフォントの可読性、ライト/ダークモード対応などの工夫を紐解きます。複雑な情報を「削ぎ落として伝える」デザインの実践知を学べます。私たちが描く一つの線、一つの色が、誰かの道しるべになるのです。
安藤 幸央
BeginnerGoogle MapsUX

星の世界の地図の話: Google Sky Map を AI Agent でよみがえらせる

Taniii (谷 知拓)

株式会社MIXI, 東京都立大学

最後に星を見上げたのはいつでしょうか。古代の人々は、太陽と星を頼りに時刻を知り、果てしなく続く何の変哲もない大地や大海原で自分の位置を把握していました。AndroidアプリのGoogle Sky Mapは、2009年5月12日にピッツバーグのGooglerにより20%ルールの一環として設計・開発されました。スマホを空に向けると、星々が表示されるシンプルなアプリながら、多様なAndroidデバイス間のセンサの差異にも関わらず、美しく正確な天体計算とAR技術により、多くのユーザが夜空を見上げ、星を探しました。Google Mapsの世界は、地球だけでなく宇宙にも広がったのです。その後、2012年にGoogleでの開発が終了し、オープンソースとして公開されました。今回は、この13年前にオープンソースとなったSky Mapをベースに、現在の最新技術である『AIエージェント』を導入し、現実の星空でプラネタリウムのように「会話しながら星をさがせる」「星を知らなくても開きたくなる」アプリを作成した話をお話しします。地図という自由度の高いUIにAIエージェントを導入するUX設計Gemini APIとAI Agentライブラリ mastra を組み合わせたAIエンジニアリングKotlin Multiplatformの活用星の世界の地図と天体計算の話などについてお話しする予定です。
Taniii (谷 知拓)
AdvancedGoogle MapsGeminiAI エージェント

Google Maps Platform、2025年の新領域展開

森谷 直哉

Solutions Engineer, Google Maps Platform, Google Asia Pacific Lte.Ptd.

Google Mapsの機能を開発者向けに提供するGoogle Maps Platformにとって2025年はいくつもの新しい取り組みが形となる年になりました。その中でも2つのエリアについて触れたいと思います1)データチームのためのGoogle Maps Platform:Google Mapsの豊富なデータを活用したいものの、利用規約上の制約に直面している開発者の方々の声に応え BigQueryを中心にGoogle Cloudと連携する新しい製品群が登場しました。データ活用の可能性を広げるこれらの新サービス(Places Insights等)をデモを交えてご紹介します。2)開発者のための 生成AI+Google Maps Platform:歴史が長い技術であるほど、インターネット上には多種多様な情報が散在し、有効かつ有用な情報を引き出すことはFoundation Model単体では困難です。そこでGoogle Maps Platformでは、最新のドキュメントやノウハウでコンテキストを拡張する開発支援MCPサービス Google Maps Platform Code Assist toolkit をリリースしました。活用例を交えてご紹介します。
森谷 直哉
BeginnerAdvancedGoogle MapsAIMCPBigQuery

Session Chair

安藤 幸央

安藤 幸央

Design Sprint Master, EXA CORPORATION

株式会社エクサ クリエイティブサービスデザイナー 北海道生まれ。三次元コンピュータグラフィックス、UX(ユーザエクスペリエンス)デザインが専門。 Google Earthの前身Keyhole時代からデジタルアース、デジタルマップに関わる。 2008年よりGoogle Maps/GEO分野のGoogle Developer Experts、2015年よりGoogle認定デザインスプリントマスター。 「Google Maps APIプログラミングガイド」(共著)」シビックテックをはじめよう」(翻訳)ほか多数 2022年より、スタートアップ企業を支援するアクセラレーター Google for Startups のメンターも務める。 SF映画好き。大量の本に埋もれて暮らしています。